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2013-11-03 13:41:00

 人それぞれが好きな食べ物、嫌いな食べ物があるように、車についても好き嫌いは勿論ありますよね。「小回りの利く小型車がいい、社内空間の広いワンボックスがいい、スポーツタイプがいい、セダンがいい、常にモデルチェンジを追いかける、…」

漬物や梅干し、鯖の酢漬けもよく漬かっていると美味いし、ウイスキーやワインのように古くても美味いものもあります。古い人間の言葉にも美味いものが多いものです(弊社のてるちゃんもたまにはいいことを言います。)

旧車レストアの仕事をしていてつくづく思うのですが、整備して状態を良くしたり、腐れた箇所を綺麗にしたり、動かなかった車両を動くようにしたりして蘇る過程を通して、旧車には旧車なりの味わいが感じられます。

自動車メーカーはメーカーですので、消費者ニーズ・技術開発のために、モデルチェンジや新車を次々に市場に投入し、新たな良さがありますが、旧車にはワインのように心地よく酔わせてくれる味・香り・におい・感触といったものがあります。弊社が鈴鹿サーキットで走るために先日整備したFL達もレーシングカーの旧車と言え、様々な箇所を整備して走らせることができるようにしました。

旧車や20年30年経った好きな車両を整備し続けて乗り続ける、それも味わいのあるカーライフを楽しめることができるものでしょう。(そんなことを言ったら自動車メーカーさんに叱られそうですが、勿論、新車だっていいものですし、余裕があれば両方楽しみたいものです。)

 

 「嫁と畳は新しいのがいい」と昔から言いますが(今では恐らく、「夫とフローリングはカビていない艶のある綺麗なのが常識」とかになるでしょうが)、車においては古くなっても整備し、修理し、塗装すれば新婚時代の想いを蘇らすことができるのです(笑、且つなぜか一粒の涙)。

新婚時代に見せなかった今になっては鬼と化した嫁の狂乱的な性格は直すことが恐らく無理なものですが(嫁だけで無く夫にも言えることなのでしょうが)、車の癖や疲労というものは修理可能です。修理・整備する都度に味わいが出てくるものです。

 

 車は修理・整備すれば素直になるし、塗装すれば綺麗になる、内装なんかも…、と言う訳で、我々も素直に生活し、素直に愛車を整備することを目指したいものです。(あほか~、おまえが一番素直にならんかい!って言われそ~ですが。)

「素直に愛車を・・・って」どーするん? それは、一生、その愛車にしか乗ることが出来ない”と思って扱うのがいいかもしれません。そうすれば、ドアを開けてから、乗って、ドアを閉めるまでの愛車に対する扱いが変わるかも。