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2014-05-29 06:15:00
数か月前に電気自動車によるフォーミュラEの話の中で”エンジン音はどうなるの”みたいなことを書きましたが、今年のF1に1.6リッターV6ターボのパワーユニットが導入された結果、昨年までと比べてサウンドに魅力がないとの批判がファンなどから持ち上がったみたいです。電気にならなくても1.6になっただけでこのような状況です。
これを受けてFIAはエンジンサウンドを大きくするための対策を行うことを決め、ひとつの策として“メガホン型”あるいは“トランペット型”と呼ばれる、先端が大きく広がった新たな排気管をバルセロナ合同テストで試したみたいです。
しかし実際にメルセデスが試した結果、走行したニコ・ロズベルグは新エキゾーストでのサウンドには”残念ながら全く変化が見られなかった”とのお話のようです。
その上、その奇妙な形状は批判を集め、セバスチャン・ベッテルは”古い蓄音機を思い出した。あまり美しいとは言えないよね!”とのコメント。
サウンド対策に関する決断はFIAに委ねられており、FIAは現在、音響専門家たちと共にテストで得たデータの評価を行い、それに基づいて次の段階に向けて提案を行う予定となっているとか。
FIA会長ジャン・トッド氏は、人々は徐々に今のサウンドに慣れていき、批判は自然と消えるだろうとのお考えのようです。
モータースポーツは目だけでなく、やはり耳や鼻?も重要ですものね~。